地域で異なる結婚行事 ~結婚式編~

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地域で異なる結婚行事 ~結婚式編~

地域によって微妙に差が出る伝統行事。 前回の結納編に続き、今回は結婚式(&披露宴)編です。
※地方の中でも更に異なる風習があり、当てはまらない場合もあります。

北海道地方

会員制の祝賀会として披露宴を行うのが一般的です。これは昭和27年に、冠婚葬祭の簡略化を目的に始まった「新生活運動」によって始められたものです。参列者の数はとても多く、200人~300人になる事もあります。
全国からの移住者が多いため、結婚式に先立つ風習はほとんどありません。

東北地方

結婚式は神前式が大半を占めています。披露宴は、北海道と同じように会員制で行う地域もあります。
一部の地域では、結婚式に先立つ風習として「花嫁迎え(仏壇参りの際に仲人が花嫁を自宅に迎えに行く)」が行われます。
秋田の一部の地方では、親戚の中から選ばれた男の子と女の子、各一名ずつが式に付き添って参列する「添え婿」「添え嫁」の風習があります。

関東地方

都心部には全国から人が集まっているため、式のスタイルは多種多様です。
式の形式としては、キリスト教式が他地域に比べて多くみられ、全体の3分の1を占めています。
栃木や神奈川の一部では、式当日の式場に向かう前に、新婦が近隣に挨拶回りをする風習があります。
山梨の一部地域では「花嫁迎え」が行われています。

東海・中部地方

式のスタイルは神前式が多く、他の地域と比べて派手と言われていますが、最近では一般的な結婚式で済ませる人も多いようです。
愛知の一部では、式の前に新婦の実家に近隣の人を招き「門出の祝い」を行う風習があります。
岐阜では、各地で仏壇参りが行われています。

北陸地方

他地域に比べて、家と家との結びつきが強く伝統を重んじる傾向があります。
富山、石川、福井では、仏壇参りで新婦が婚家へ入る前に「かわらけ(素焼の杯)」に注がれた両家の水を飲むという風習があります。この風習は地域によって様々な呼び名があり、「おちつきの水」や「合わせ水」または「一生水」と呼ばれています。

関西地方

婚礼文化の始まりの地で、特に奈良や京都では今でも独自の風習が残っています。
式のスタイルは神前式が最も多く、次いでキリスト教式が人気です。
兵庫の一部では、式当日の朝に仲人夫婦が新婦を迎えに行く風習があります。
奈良では、式当日の朝に新婦が家を出る時、門火をたく風習がありました。

中国地方

式のスタイルは神前式が多いようです。 岡山の一部では、式当日、新婦は迎えにきた新郎の母親とともに婚家の近隣に挨拶回りをする風習が、広島の一部地域では、式当日に新郎側が仲人とともに肴料などを持って新婦を迎えに行く風習があります。
鳥取の一部では、新郎側が新婦を迎えに行く風習を「嫁入り」または「婿入り」といいます。
島根では、「坂迎え(提灯を持って新婦を迎えに出る)」という風習が行われる地域があります。

四国地方

式のスタイルは神前式が多く、披露宴は男性側が女性側をもてなす風習があるのが特徴です。
一部の地域では、式当日、式場に行く前に新婦が婚家に立ち寄って仏壇にお参りしたり、仲人や新郎側が新婦を迎えに行ったりします。
徳島では、式当日の朝に新婦の実家で「かどいで(門出)」と呼ばれる宴を開く地域があります。

九州地方

式のスタイルは神前式が一般的です。
地域によっては、当日の式前に仏壇参りが行われます。
佐賀や長野の風習で、仲人が新婦の頭上に釜の蓋をかかげ、めでたい唱え言を繰り返しながら杓子で三回ほど蓋を叩くというものがあります。
大分の一部では、当日に新婦側が末広に酒一升を添えたものを、仲人を通じて男性側に渡す風習があります。

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この記事の著者

RYUJI管理人

名前:りゅうじ
1973年1月生まれ。やぎ座のA型。ヘビースモーカー。2002年に結婚→2009年に離婚。バツイチ。
結婚記念日と離婚届提出日が同じという奇跡を経験。映画とドキュメンタリーをこよなく愛す。

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